Windows10の調子が悪いときにはOSからクリーンインストールすることがおすすめです。Windows10のクリーンインストールでの再インストールの仕方や、インストールメディアをUSBメモリに作る方法などについてお伝えします。
Windows10の調子が悪いときには、いろいろと原因を探り、データなどを保持したまま何とかならないものかと方法を考えることでしょう。しかし、どうにもならないとわかったらクリーンインストールをしてOSを再インストールせざるを得なくなることもあります。
Windows10のクリーンインストールでの再インストールというのは無償でできるのでしょうか。この記事ではWindows10をクリーンインストールする方法について詳しく見ていきましょう。
クリーンインストールとは、新規にOSやアプリをインストールすることです。Windows10をクリーンインストールで再インストールするという場合とは、いったんPCのハードディスクに書き込まれたOSや、アプリや文書などのデータをすべて消去してから、Windows10をOSからインストールすることになります。
クリーンインストールとは非常に手間と時間がかかる上に、PCの中を丸ごとバックアップを取らなくてはいけなくなります。面倒くさいものですが、Windows10のOSやアプリのデータとともに、それまでWindows10の中にたまってしまったPCの中のバグなどがすべて消えるので、ク厘インストールでの再インストール後は動作が快適になります。
Windows10のクリーンインストールは無償でできるのでしょうか。Windows10のクリーンインストールは無償でできます。再インストール用のファイルがMicrosoftのサイトで無償で配布されています。この無償のファイルを使って無償でクリーンインストールをするためには、今使っているPCがMicrosoftの正式なライセンス認証のプロダクトキーを持っているPCでなくてはいけません。
正式なライセンス認証のプロダクトキーを持っているPCであれば、Windows7やWindows8.1からのアップグレードのためのクリーンインストールも可能になっています。プロダクトキーを持っていない場合には、Windows10をインストールするためにはパッケージ版を購入しなくていけません。
調子が悪くてWindows10を再インストールする場合にはすでにプロダクトキーを持っているはずなので無償でクリーンインストールすることができます。
Windows10をクリーンインストールで再インストールする前には、事前に必要な準備があります。必要な準備とはどんなものがあるのでしょうか。
まずはドライバーを用意しておきましょう。クリーンインストールで再インストールするとハードディスクに書き込まれている情報がすべて消えてしまいます。ドライバーも消えてしまうので、Windows10の再インストール後にインストールする必要があります。
ドライバーとはPCを動かすために必要な周辺機器をOS上で動かすためのソフトウエアで、PCのメーカーから配布されています。ディスプレイ、マザーボード、拡張カードといったPCを動かすために最も重要な周辺機器それぞれにドライバーが必要です。
クリーンインストールする前に、各メーカーから入手して、Windows10のインストールメディアにするのとは別のUSBメモリや光学ディスクに書き込んでおきましょう。
USBメモリを使ってWindows10をクリーンインストールで再インストールするためには、PCに電源を入れた後でUSBからブートするように設定しておかなくてはいけません。USBメモリからブートするためには、BIOSで設定しておく必要があります。
BIOSでUSBから起動するように設定する方法は、PCのメーカーによって違います。各メーカーのホームページやマニュアルで確認して下さい。
USBメモリからWindows10をクリーンインストールするためには、USBメモリをインストール用のメディアにする必要があります。まずはMicrosoftのこちらのサイトからWindows10のインストール用のファイルを入手します。
「ツールを今すぐダウンロード」をクリックするとWindows10のインストール用のファイルをダウンロードすることができます。
ダウンロードしたファイルをクリックして実行します。するとこのような画面になるのでしばらく待ちましょう。
ライセンス条項への同意を求められるので「同意」をクリックすると、「このPCをいますぐアップグレードする」「他のPCにインストール用メディアを作る」を選択する画面になります。今回はUSBメモリをインストール用のメディアにするので、「他のPCにインストール用メディアを作る」を選択します。
インストールメディアにするUSBメモリを接続してから「次へ」をクリックします。内容を確認しながら「次へ」と進んでいくと、どのようにインストールメディアを作成するか選択できます。「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」をクリックします。
尚、Windows10のインストールメディアにするためのUSBメモリは8GBか16GBにしましょう。最低容量は8GB必要ですが、16GBよりも大きい容量のものではエラーになってしまうことがあります。USBメモリはどちらかを選びましょう。USBメモリの中のデータはインストール用のファイル以外のものでは使えなくなるので気を付けましょう。
インストールメディアにするUSBメモリを確認したら「次へ」をクリックします。
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